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イチゴはいつ頃がおいしいか?
イチゴの味は、とれる時期・天候・樹の栄養状態などにも、左右されます。例えば、夜温の低い冬季、晴天が続き、樹が元気で、栄養過剰でない事。というような条件の時、そのイチゴの持ち味が最も発揮されると思います。夜温が低い場合、暖房機が燃えて炭酸ガスが補給される事も、味に良い影響を与えていると思います。
4月以降の高温期は、糖度はあまり変わりませんが酸味が増してくるので酸っぱく感じられるようになります。逆に、3月頃までの低温期は酸味が低いためにバランス的に甘く感じられます。又、糖度は、特に栄養状態や朝の二酸化炭素濃度に左右されるようです。
従って、12月〜3月で比較的晴天の多い時が美味しい時期だと思います。
イチゴって何の仲間?
イチゴはバラ科の植物です。そう、トゲのあるバラの仲間です。同じバラ科の果物にはリンゴ、桃、梅、ナシなどがあります。
しかし、リンゴなどと違うのは、大きな樹木ではなく野菜のような小型の草本であることです。そのためイチゴは、農学・栽培学上、果樹ではなく野菜に分類されます。
イチゴの原産地
世界のイチゴのルーツは、大きく分けてアメリカ系(堅く酸っぱい)とヨーロッパ系(柔らかく甘い)に分かれます。そして、その原産地が北アメリカ東部と南アメリカ南西部にあったらしく、南アメリカには大きめの実をつける野生種もあってインディオ達が栽培もしていたと言うことです。
大航海時代にこれらがヨーロッパに持ち込まれ、交配されて、現在のようなイチゴが出来上がったようです。
イチゴは実じゃない??
本当のイチゴの実は、表面に着いているツブツブの種の様なものなのです。
皆が食べている果肉の部分は、「果たく」と呼ばれるもので、分かりやすく言う
とトウモロコシの芯みたいなものです(あくまでイメージ的な説明)。芯の周りにトウモロコシの実が着いているみたいに、「果たく」の周りに実(種)が着いています。
しかし、なぜイチゴがこのような形態になっているのかは、私も知りません。